<2019年2月追記>
「大阪坊主BAR」は2019年2月10日をもって、天神橋筋六丁目の店舗での営業を終了しました。
現在は、出張坊主BARとして、シェアスペースを用いた単発的なスタイルで営業を行ってといます。
コンセプトBARの一ジャンルとして、確固たる地位を確立している「坊主BAR」
BARで気軽にお坊さんと話せるスタイルが好評となり、人気を集めています。
2018年現在では、東京四谷・東京中野・大阪・京都と、全国で4つの「坊主BAR」が営業しているのですが、実は、この中で「坊主BAR」発祥の地となったのは大阪です。
大阪・日本橋にて初代「坊主BAR」がスタートしたのが1992年。
数度の移転と閉店を経ることになりましたが、現在は大阪市北区にて夜のお寺が開かれています。
「大坂坊主BAR」
★営業時間★月~土 18:00~23:00
※月・祝休業
※お坊さんは20:00頃から来店
★料金体系★
御席料 ¥2000
★Pick up MENU★
仏教カクテル「遊煩悩林(ゆうぼんのうりん)」
仏教カクテル「風吹散華(ふすいさんげ)」
仏教カクテル「功徳大宝海(くどくだいほうかい)」
★住所★
大阪府大阪市北区本庄東1-3-5
※「大坂」の表記について
現代の正式な表記では「大阪」ですが、江戸時代ごろまでは「大坂」と表記されていました。
「大坂坊主BAR」は、こうした歴史的事実に鑑みて「大坂」を店名に用いています。
本ブログも、店名表記については、「大阪」ではなく「大坂」を使用します。
「大坂坊主BAR」への行き方
「大坂坊主BAR」の最寄り駅は「天神橋筋六丁目駅」市営地下鉄堺筋線と谷町線が停まる他、阪急電鉄も乗り入れている駅です。

「天神橋筋六丁目駅」の近くには、長さ2.6km、日本一長いアーケード商店街として有名な天神橋筋商店街
ここも歩いているだけで楽しい大阪の商店街ですが、「大坂坊主BAR」は天神橋筋の太い通りを挟み商店街とは反対側にあります。

商店街の喧騒を離れた住宅街に、「坊主BAR」の看板が灯ります。

その建物に入っていくと、行灯に照らされた「大坂坊主BAR」の入口。
最も近い「天神橋筋六丁目駅」11番出口から、徒歩3分程度の距離です。
優しい光に包まれて

「大坂坊主BAR」店内に入ると、優しい暖色系の光に包まれます。

仏教とお酒が同居する不思議な空間ですが、だからこその「坊主BAR」ですよね。

メニューには、オリジナルの仏教カクテルが並びます。

ドリンクとお通しをいただいて、一息つきます。
「大坂坊主BAR」店内の広さはカウンターが10席程度、広くないのでお坊さんとの距離が近くなります。
お坊さんが日替わりで登場する「大坂坊主BAR」
「大坂坊主BAR」の特徴は、毎日お店に来るお坊さんが変わるという事です。
東京四谷・東京中野・京都の「坊主BAR」は、お坊さん自身が経営者でもあります。
ですが、「大坂坊主BAR」では、お店を経営するスタッフさんが常駐しています。
そこに日替わりで、様々な宗派のお坊さんが来店するというスタイルなんですね。
お坊さんが変わるので、日によって雰囲気がガラッと変わるのが「大坂坊主BAR」の特徴でもあります。

「大坂坊主BAR」で出会えるお坊さんのバックグラウンドは、本当に多種多彩です、
日中はお寺の仕事をされている方もいれば、僧籍を持ちながら別の仕事をされている方もいて、色々なお話しを聞くことが出来ます。
私が来店した日にお会いした浄土真宗のお坊さんは、なんと金融機関で投資のアドバイザーをされているという方でした。
実は20代半ばから株式投資もしている私、仏教の話そっちのけで株談議に花を咲かせてしまうという顛末。
(煩悩落としに行ったはずなのに、煩悩膨らませて帰って来ちゃいました・・・)
でも、こういう話ができるのも、BARという気軽に話せるスペースだからこそですね。

なお、お坊さんは20時ころ来店するようになっています。
開店時間とずれていますので、来店の際は気をつけて下さい。
有漏の機事はかはらねど
「大坂坊主BAR」のカウンターの上に、こんな文言が書かれてます。
「有漏の機事はかはらねど、心は浄土にあそぶなり」
「漏」とは「漏れる」という使い方をされる字ですよね。
そして、仏教で「漏」とは、心の穢れ、すなわち煩悩を意味します。
つまり「有漏」とは、煩悩が外にこぼれだして穢れにまみれている事を意味するのだそうです。
煩悩とは人間と切っては切れないもの・・・
「大坂坊主BAR」でお坊さんに訪ねてみれば、自然と仏教の世界が広がります。

入口の上には、さりげなく「VOWS BAR」の文字も掲げられていました。
「大坂坊主BAR」イベント開催中
「大坂坊主BAR」では、定期的にイベントも開催しています。
代表的なものは「写経の会」や「瞑想入門」などのようです。
イベント情報については、「大坂坊主BAR」の公式Facebookで随時掲載していくとのことです。
「大坂坊主BAR」公式Facebook
この「大坂坊主BAR」ですが、やはり関西では知名度が高いようです。
この日は神戸から来たというお客さんと、カウンターで隣り合わせになりました。
同じように「坊主BAR」というものに興味を持った人間同士
初対面でも、自然に会話が始まります。
こうした一期一会を楽しめるのも、BARの魅力ですね。
大阪に行かれた際は、「大坂坊主BAR」でお坊さんと過ごす夜もおすすめです。
なお、全国には他にも「坊主BAR」が営業しており、本ブログでは東京の「四谷坊主バー」や、「高円寺尼僧BAR」などを訪れています。
ぜひ、自分だけの「坊主BAR」を探してみてください。
「大坂坊主BAR」の近くには、こんなお店もあります
熱帯魚とカクテルには共通点があると思います。
それはズバリ、色鮮やかさと種類の豊富さです。
BARのカウンターを色鮮やかなカクテルが...
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。