繁華街でもないオフィス街に、ひっそりと存在するBARってありますよね。
そういうお店を知っていると、自分だけの隠れ家のような気がして嬉しいものです。
大阪市・北浜は、大阪証券取引所が存在し、金融機関が立ち並ぶ「なにわのウォールストリート」として知られています。
そんなコンセプトBARとは無縁とも思えるエリアに、とても個性的なBARが存在しているんです。
海底BAR「シェルハウス」
★営業時間★
月~土 19:00~翌5:00
※日・祝定休
★料金体系★
チャージなし
★住所★
大阪府大阪市中央区平野町1-7-2 2F
海底BAR「シェルハウス」の行き方
今回ご紹介する海底BAR「シェルハウス」は、証券会社や銀行が多く立地する、北浜の堺筋沿いにあります。
最寄り駅は、大阪市営地下鉄堺筋線・京阪本線の「北浜駅」です。
最も近い「北浜駅」5番出口から南に3分ほど歩いて行くと、海底BAR「シェルハウス」の看板が置かれています。
しかしながら、看板の前の建物を見ても、そこには立体駐車場があるだけです。
どこにBARが存在するのか、初めて来た場合は想像もつきません。
駐車場の奥をよく見ると「2F入口」と書かれた案内表示が出ています。
この螺旋階段を上って行った先がBARの入口なんです。
案内に従って螺旋階段を上ると、貝殻に覆われた海底BAR「シェルハウス」の入口があります。
駐車場の2階に海底が出現
海底BAR「シェルハウス」店内は、程よく照明が落とされていてリラックスした雰囲気です。
そして、店内には所狭しと海を連想させる展示品が飾られています。
ビジネス街のど真ん中に、こんな別世界があるとは、ちょっとビックリしてしまいます
座席数15席前後のこじんまりとした店内で、まさに隠れ家といった印象ですね。
「シェルハウス」という名の「静かの海で」
マスターに案内されてカウンター席に着席しました。
ドリンクメニューは上のような感じです。
チャージもかかりませんし、どれも値段が良心的ですね。
こちらはフードメニューになります。
軽いおつまみ系のみのラインナップですので、食事を済ませてからの来店がベターだと思います。
ドリンクをいただき、ひと息つきます。
忙しい外の世界とは違った静かの海のような時間が、店内に流れていきます。
あのサメもサンゴも本物!
マスターに伺ったところ、もともと海底BARを始められた先代のマスターが骨董品関連の事業をされていたそうです。
なので、店内には珍しい品々が溢れているんですね。
例えばカウンター席の前に置かれていたのは、「シロカワカジキの上顎」です。
店内中央のテーブルには、立派なサンゴがディスプレイされています。
そして天井からは、サメが吊るされていました。
コーティングをしてありますが、本物の剥製なんだそうです。
もちろんカジキやサンゴも本物で、骨董品としてはかなり貴重なものなんだとか。
「大阪に大地震が来たら大惨事ですよ。」とマスターは笑っていましたが、これだけのものを気軽に眺めることの出来るBARは、なかなかありませんよね。
そして、この「シェルハウス」のマスターが、とても物腰が柔らかく初対面でもとても話しやすい方でした。
「週5のペースで通って来てくれる常連もいるんですよ。」とのことですが、このマスターの人柄ならそれも納得です。
ひとしきりマスターとの会話を楽しんで、海底BAR「シェルハウス」を後にしました。
また大阪に来たときは、駐車場2階の「静かの海」にお邪魔したいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。