59種類の栄養素が摂れる、「奇跡の食品」として有名なミドリムシ
サプリメントはもちろん、この未来のエコ食材を使った食品も増えてきています。
今回は、「ミドリムシ×ラーメン」という奇跡のラーメンを食べに行ってみることにしました。
栄養が偏りがちと言われるラーメンですが、ミドリムシの栄養が加われば、そんな心配もいりません。
「山手ラーメン本郷安庵」
★営業時間★
月~日 11:00~25:00
★住所★
東京都文京区本郷5-23-11
東大前の「山手ラーメン本郷安庵」へ

ミドリムシとラーメンのコラボレーションが味わえるのは「山手ラーメン本郷安庵」
場所は東京大学の本郷キャンパス(いわゆる赤門)と、本郷通りを挟んだ向かい側です。

文京区ですが、学生街でもあるためか定食屋や居酒屋なんかも多く点在していますね。
「山手ラーメン本郷安庵」の店舗は目立つ方ではないので、最初は通り過ぎてしまいました。

入口前の看板に載っている「みどりラーメン」がミドリムシ入りラーメンです。
最寄駅は東京メトロ・都営大江戸線の「本郷三丁目駅」で、徒歩5分くらい
東京メトロ南北線「東大前駅」から来るともう少し歩くので10分弱くらいです。
「みどりラーメン」の食券を買うべし!
店内に入ると券売機があるので、ここで「みどりラーメン」の食券を買います。

あまり見かけないタイプの券売機なので、最初は戸惑うかもですが、勘と度胸で
食券を買ったらカウンターへ移動します(テーブル席はありません)。

券売機の上をよく見ると、ミドリムシのサプリメントもしっかり販売中

替え玉とか追加トッピングもオーダーできます。
「トマトラーメン」も「八彩ラーメン」も、何気に気になりますね。
この丼にはミドリムシが6億匹
そして出てきました。これがミドリムシ入り「みどりラーメン」です。

別に妙な香りがするでもなく、ビジュアル的にも野菜たっぷりの普通のラーメンに見えます。

ですが、スープの色はしっかりとミドリムシの緑色
これ1杯に、6億匹のミドリムシが入っているみたいです。
日本の人口が1億2千万ですので、6億っていうと・・・日本の5倍!!
そう考えると、急に丼の中がワンダーランドに思えてきました。
「みどりラーメン」専用トッピングの「みどりまし」をすると、さらにミドリムシさんを増量可能。
ちなみに「みどりラーメン」のお味は豚骨ベースです。
たっぷりの野菜ともマッチして、食が進む味付けになっています。

しかし途中で思ったのですが、これスープにミドリムシが入ってるんですよね。
「ラーメンてさ、スープまで飲むと塩分過多とか言うよな・・・。」
とか葛藤したおかげで、スープは半分くらい残しました。
なので、この日に摂れたミドリムシは3億匹くらいなんじゃないかと思います。
「みどりラーメン」は、普通に美味しく食べられるラーメンでした。
「みどりつけ麺」というのもあるというので、次回は試してみたいです。
ところでミドリムシとは?
ところで話題のミドリムシとは、一体どんなものなのでしょうか?
ミドリムシ(学名:ユーグレナ)は、細胞を変形させて移動するという動物としての性質を持ちながら、体内に葉緑素を持ち光合成を行うという植物的な性質を併せ持った生物です。
「虫」とは言うものの、ワカメや昆布のような「藻」の仲間でもあるんですね。

ちなみにミドリムシの体長は0.05㎜(髪の毛の太さが0.07㎜)ですので、「みどりラーメン」の丼の中をどんなに覗き込んでも、ミドリムシを肉眼で確認することは不可能です。
動物と植物の両方の性質を持っている事から、ミドリムシは両者の栄養素も併せ持っています。
そのため、栄養不足や栄養バランスの乱れを解決する「奇跡の食材」として期待されているんです。
このミドリムシを人工的に培養することは、とても難しかったそうなのですが。
東大発のバイオベンチャーである株式会社ユーグレナが、初めてミドリムシの人工培養に成功し、各種食品への利用が可能になりました。
その経緯に関しては、ユーグレナ社の出雲社長の著書に書かれています。
「山手ラーメン安庵」は、今回の本郷店以外にも、東大駒場キャンパスの近くにも店舗を構えています。
「みどりラーメン」が、ユーグレナ社とのコラボにより誕生したという経緯を聞くと、その立地にも納得ですね。
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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。