およそ人の食べるもので、「青色」というのは敬遠されがちです。
それは味以前の問題で、青が「毒」を連想させてしまうからに他なりません。
従って、百花繚乱の装いを呈する「ラーメン」においても、青いラーメンは見かけることがありませんでした。
しかしながら、その青色をラーメンに取り入れ、一種の「ブランド」の域まで高めてしまったお店があります。
東京都墨田区はスカイツリーのお膝元、「吉法師」というお店の「鶏清湯 青」というラーメンです。
「吉法師」
★営業時間★
月・火・木~日 昼11:30~15:00 夜17:00~22:00
※水曜日定休
★住所★
東京都墨田区吾妻橋3-1-17 吾妻橋ハイム101
「吉法師」の行き方
青いラーメンを食べることのできる「吉法師」は、東京都墨田区の「本所吾妻橋駅」から徒歩1分のところにあります。
大通りである「浅草通り」から1本路地を入りますが、都営浅草線「本所吾妻橋駅」出口からはすぐの立地です。
路地に看板が出ていますので、初めての場合でも見つけやすいと思います。
「吉法師」の外観はオシャレなカフェのようで、ラーメン屋さんには見えないのも特徴です。
着席してメニューを見てみます
「吉法師」店内はカウンター席が7席に、テーブル席もあります。
店内は白色で統一されており、やはりラーメン屋さんというよりカフェを連想する装いです。
さっそくメニューを眺めてみると、噂の「青いラーメン」を発見しました。
正式名称は「鶏清湯 青」と言うらしいですね。
「青いラーメン」だけが先行していますが、他のメニューも充実しています。
そして、サイドメニューにも、思わずオーダーしたくなるラインナップが揃っています。
結局、「鶏清湯 青」と、サイドメニューの「ミニカレー」をオーダーしました。
どこまでも澄み渡る「青いラーメン」
しばらく待つと、「鶏清湯 青」とご対面です。
見た目のインパクトはすさまじく、「アイスクリーム拉麺」や「珈琲拉麺」といい勝負です。
しかしながら、ともすれば毒々しいと感じてしまう「青色」なのに、美味しそうと感じてしまうのが不思議です。
どこまでも澄み渡ったスカイブルーのスープには、不思議と食欲を刺激する何かがあります。
また、トッピングのチャーシューが、一般的な豚でなく鶏なのも、このラーメンの味わいにマッチしていました。
あっという間に、「鶏清湯 青」を食べ終えてしまいました。
ちなみに、ベースのスープの味は、刺激の少ない優しい鶏がらスープです。
「青色」なのに刺激が少ないことに初めは戸惑いますが、なかなかクセになりそうな味わいでした。
続いてサイドメニューとしてオーダーしたミニカレーです。
こちらはラーメンのスープと打って変わって、スパイシーな口当たりです。
口の中の刺激に水が欲しくなった頃、ミニカレーも食べ終えました。
「吉法師」の店名の由来?
店名の「吉法師」なのですが、これは戦国武将の織田信長から来ているようです。
織田信長の幼名が「吉法師」というのは、歴史好きの方ならご存知かと思います。
その織田信長、幼少期はその素行から「うつけもの」と呼ばれて、なかなか理解者もいなかったのは有名なところです。
ですが、最終的には天下統一目前まで迫ったのは、これも良く知られています。
「吉法師」の店名には、その織田信長の先見性や独自性、行動力に満ちた生き様を重ねるといった願いがあるとのことです。
今回は「青いラーメン」だけでしたが、次回は是非、他のラーメンも味わってみようと思っています。
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<2019年9月追記>
「ラーメン万福」は閉店しました。
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日本がラーメン大国という事は、もはや疑いのない領域ではないかと思います。
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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。