京都市左京区は京都市街の中心部とは異なり、飲食店もまばらになり住宅が多く立ち並びます。
そしてこの地域には、京都大学を始めとした多くの大学が存在し、学生街としての顔も持っています。
そんな学生街とも住宅街とも区別のつかない街の路地に
異様な存在感を放つ「BAR探偵」というBARが存在します。
「私立探偵 濱マイク」で知られる映画監督の林海象氏
「BAR探偵」は林海象監督がオーナーを務める、探偵事務所をモチーフにしたBARなんです。
「BAR探偵」
★営業時間★
19:00~24:00
※不定休
★料金体系★
チャージ ¥400
★住所★
京都府京都市左京区田中里ノ内町26
「BAR探偵」の行き方
「BAR探偵」の最寄り駅は叡山電鉄線「元田中駅」から徒歩5分です。
京都市の中心部からくる場合は、京阪鴨東線の「出町柳駅」で一度下車します。
「出町柳駅」で叡山電鉄線に乗り換えますが、「出町柳駅」からも歩ける距離になります。
「出町柳駅」から歩く場合は、京都大学の裏手を通ってくるような感じになります。
「出町柳駅」からの時間は、徒歩15分強くらいを見てください。
学生街だからか、道中は京大生とおぼしき学生の姿を多く見かけます。
明かりも少ない住宅街に、突如として昭和レトロな外観の店舗が現れます。
近づいてみると、ここが目的地「BAR探偵」です。
映画と探偵と昭和がミックス
「BAR探偵」の店内は、どこか懐かしさを感じる昭和テイスト。
窓ガラスに貼られた「COFFEE」の文字といい、レトロ喫茶店の雰囲気です。
バーテンダーさん曰く「昔は喫茶営業もしてたんですけど、剝がさないままになっちゃってるんですよね」だとか。
カウンター席に番号が刻まれているのもポイントです。
カウンター内も、古い映画のワンシーンに出てきそうな造り。
建物の外観もそうですが、いい意味で雰囲気のある店内です。
どことなく店の奥に、探偵事務所が隠れていそうな感じを漂わせています。
「BAR探偵」にはメニューが無い
「BAR探偵」では、基本的にメニューが手元に出てこないようになっています。
バーテンダーさんに好みを伝えると、それに合わせて飲み物を作ってもらえるスタイル。
「アルコール抜きで、柑橘系でサッパリとしたものをお願いします。」
と告げて、出てきたのがこちらです、
「ヨーグルトをベースに、オレンジとレモンで仕上げてあります。」
「出町柳駅」から歩いてきて、やや熱のこもった身体にピッタリの味です。
他のお客さんのオーダーを見ていると、お酒の種類も豊富に揃っていそうでした。
「BAR探偵」と探偵の関わり
「BAR探偵」のオーナーである林海象監督は、京都市左京区にある京都造形芸術大学の教授も務められていました。
この日、話したバーテンダーさんは、京都造形芸術大学の卒業生で、林監督に師事していたそうです。
「こちらのBARって、林海象監督のお店なんですよね?」
「そうです。今は山形県にある東北芸術工科大学の教授に移られましたけど、このお店は林監督が京都造形芸術大学の教授をされていた時に立ち上げたお店なんです。」
「このお店に、本物の探偵さんはいないんですよね?」
「そうですね(苦笑)、でも林監督は昔、東京の探偵学校に通われていたことがあるんですよ。」
「あと、林監督の知り合いで本物の探偵の方がいらっしゃいますので、そうした方が来店されることはありますね。」
店の奥には林監督の所属事務所である「映像探偵社」の表札です。
なんでも林監督は、映画でのリアリティを追求するために、自ら探偵学校で学ばれていたのだそうです。
「BAR探偵」に集う人たち
「BAR探偵」は京都大学の近くという事で、学生さんの来店が多いのかも聞いてみました。
「常連さんで学生さんは多いですね。それから、大学の先生が多くいらっしゃいますよ。」
この日、カウンターで隣に座った方も、話を聞いてみると大学の教員の方でした。
どことなくアカデミックな雰囲気も漂わせる「BAR探偵」です。
カウンターの横には「いつもニコニコ現金払い」の文字
よくよく見てみると、懐かしのダイヤル式黒電話が置かれているのもわかります。
京都中心部の喧騒を離れ、不思議な空間を演出する「BAR探偵」でした。
一風変わった京都観光を楽しみたいとき、「BAR探偵」を訪れてみてはいかがでしょうか?
「BAR探偵」の事を教えてくれたのは、こちらのお店の現役探偵さんです
新宿・渋谷・池袋と並ぶ東京の繁華街・六本木
週末ともなれば、深夜から早朝まで遊び盛りの大人たちが行き交い、人の流れが絶えません。
そ...
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。