<2017年12月追記>
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」は2017年11月26日をもって閉店しました。
お店の思い出として、この記事を残しておきます。
模型メーカーのタミヤがミニ四駆を販売し始めたのは、1980年代のこと。
コロコロコミックで連載された漫画、「ダッシュ!四駆郎」のヒットで、ミニ四駆の大ブームが訪れます。
タミヤがミニ四駆の全国大会である「ジャパンカップ」を初めて開催したのも、この時代でした。
そして1990年代、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」のヒットが、2度目のミニ四駆ブームをけん引しました。
しかしながら、この90年代の第2次ブームの後、ミニ四駆人気は下火に向かいます。
「ジャパンカップ」も1999年大会にて、開催が休止となってしまいました。
これでミニ四駆は歴史から消滅かと思われた21世紀、第2次ブームから20年近く経った2010年代に、ミニ四駆の第3次ブームが到来しました。
その人気の再燃に応える形で、タミヤも2012年に「ジャパンカップ」の開催を再開しています。
さて、この第3次ブームですが、第1・2次ブームとは決定的に異なってる点があります。
それは、ブームを支えるミニ四駆の主な購買層が、子どもではなく大人だということです。
つまるところ、第1次・第2次ブーム時代にミニ四駆に熱中したかつての少年少女が、また大人になってミニ四駆に夢中になっているという流れなんですね。
このようにミニ四駆は、すっかり大人の遊びの1ジャンルとして定着した感があります。
そんなニーズに応え、軽くお酒を楽しみながら、ミニ四駆も走らせて楽しめる「ミニ四駆BAR」が全国各地に開店しています。
今回はミニ四駆BARの中から、東京都杉並区高円寺のミニ四駆BAR「Hideaway Garage」をご紹介します。
目次
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」(ハイドアウェイ・ガレージ)
★営業時間★
月~日 18:00~翌2:00
※不定休
★料金体系★
2時間2000円 ドリンク飲み放題
延長の場合 30分毎500円
店内のミニ四駆車体・パーツ類は別途定価販売
★住所★
東京都杉並区高円寺南4-7-4 第7日東ビル4F
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」の行き方
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」の場所は、JR中央線「高円寺駅」から徒歩5分程度のビルの4階です。
この看板が置かれていれば、ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」が開店している合図です。
フロア案内の横にエレベーターがありますので、それに乗って4階に上ります。
最寄りは「高円寺駅」になりますが、東京メトロ丸ノ内線「新高円寺駅」からも徒歩10分程度の距離になります。
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」の料金システムは?
店内に着席すると、店員さんから簡単に料金システムについての説明があります。
基本的には2時間制で2000円、ドリンクが飲み放題になっています。
混雑していなければ、30分500円で延長することが可能です。
BARのという名前はついていますが、時間貸しのレンタルスペースに近い感覚かもしれませんね。
ドリンクメニューは、このメニュー表の中から選びます。
一部、別途料金が必要となるメニューがありますので注意です。
お通しに懐かしの駄菓子が出てくるところが微妙に嬉しいポイントですね
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」ではミニ四駆が主役
「Hideaway Garage」ではドリンク類も飲めますが、基本的にお客さんの目当てはミニ四駆です。
それは店内の半分以上をミニ四駆のコースが占めている事からも明らかですね。
カウンター席に座っている人も、飲む事よりも自分のミニ四駆をチューニングすることに夢中です。
広々としたミニ四駆コースがあるので、チューニングの効果を即座に検証することが出来ますし、同じようなミニ四駆ファンとも繋がれて、様々な情報交換もできるんですね。
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」店内ではミニ四駆本体も販売されています。
もちろん、その場で購入して組み立てることが可能です。
また、同様にチューニングパーツも様々なものが販売されています。
これらミニ四駆のパーツ1つ1つの単価は数百円程度ですが、子どものお小遣いで買い揃えていくのは一苦労です。
その点、収入のある大人であれば、様々なパーツを購入し、チューニングを試すことが出来るというわけですね。
ミニ四駆BARという形態は、そうしたミニ四駆ファンの大人達のニーズにピッタリとマッチしているわけです。
しばし、少年時代に戻ってみました
第1次ミニ四駆ブームの真っただ中を過ごした私、この日のためにあるマシンを準備していきました。
「ダッシュ!四駆郎」作中で主人公たちの使っていたマシンのひとつ、「ダッシュ3号 流星(シューティングスター)」です。
早速、組み立てを開始します。
組み立ててみて驚いたのですが、当時のミニ四駆とはシャーシ構成が変わっているんですよね。
80年代当時のミニ四駆は、後輪近くにモーターを配置し、ドライブシャフトを介して駆動力を前輪まで伝える形式をとっていました。
ですが、現代のミニ四駆はシャーシ中央に両軸モーターを配置し、前輪側と後輪側それぞれにモーターからの駆動力をダイレクトで伝える構成になっています。
前後の重量バランスを考慮し、最大の重量物であるモーターをミッドシップレイアウトに変更したと考えられますが、これには少し驚きました。
現実世界のスポーツカーで言えば、ホンダ「NSX」なんかと同じ設計思想なんでしょうかね?
そして完成
早速コースを借りて走らせてみましたが、小学生の頃の気持ちが蘇ってきたような不思議な気持ちになりました。
まさか大人になってから、もう一度ミニ四駆を作って走らせることがあるなんて思いませんでしたからね。
ただ、どちらかというと、「Hideaway Garage」店内ではミニ四駆のチューニングを行う方が多数派です。
私のようにイチから組み立てを行う人は珍しいと思いますので、実際に来店する場合はミニ四駆自体を完成させた状態で持って行くことをオススメします。
周りの人たちと情報交換をしながら、自分好みの一台をチューニングしていくのが、ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」の王道的楽しみ方かと思います。
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」では大会も開催
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」では、定期的にミニ四駆大会も開催しています。
レベルも上級者からビギナーまで、幅広い層が参加できるよう準備がされているので、大人になってからミニ四駆の世界に入った人でも安心して参加が出来ます。
また、店内には「ジャパンカップ」を始めとした全国規模の大会の案内もありますので、ミニ四駆ファンは要チェックですよ。
ミニ四駆BAR「Hideaway Garage」の近くには、こんなお店もあります
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。