ファストフードといえばハンバーガーやフライドチキンがメジャーですが、日本伝統のファストフードと言えば、やはり駅の「立ち食い蕎麦」でしょう。
日本全国どこへ行っても、ある程度の大きさの駅であれば必ずお目にかかることが出来ます。
この駅の立ち食い蕎麦も、かなり工夫を凝らした蕎麦を提供しているお店が増えており、時には「これが駅の立ち食い蕎麦!?」と驚愕するレベルの一品にお目にかかれる事も多くなっています。
そして千葉県・我孫子駅
JR常磐線と成田線が交わるこの駅のホーム上にも、全国からファンの心を集める立ち食いそば屋があります。
「弥生軒」
★営業時間★
月~金 7:00~23:30
土 7:00~22:00
日・祝 7:30~20:30
★住所★
千葉県我孫子市本町2-4-3 JR我孫子駅ホーム上
※他にも系列店あり
「弥生軒」の行き方
都内から「我孫子駅」へアクセスする場合、「上野駅」又は「日暮里駅」からJR常磐線を利用します。
所要時間は、「上野駅」から快速電車で約35分です。
常磐線には上野東京ラインと直通し、「品川駅」まで乗り入れる列車もあります。
こちらを利用すれば、「品川駅」や「東京駅」からも、乗り換えなしでアクセスすることが可能です。
駅のホームに人だかり
目的の「唐揚げ蕎麦」を出す「弥生軒」ですが、「我孫子駅」の常磐線ホームに降り立てば、すぐに目につきます。

地元のお客さんに加え、私のように話を聞いて遠方から訪問する人が混じり、お店は常に混雑状態です。

ですが、基本的に回転の速い立ち食い蕎麦ですので、それほど待つ事はありません。
また、「我孫子駅」には3つのホームそれぞれに「弥生軒」がありますので、空いている店舗のホームへ向かうという方法もあります。

「弥生軒」は、画家の「山下清」が働いていたことでも有名です。
「唐揚げ蕎麦」ももちろんですが、こうした意味でもファンには注目のスポットになっています。
山盛りすぎるから揚げ蕎麦!ご対面
「弥生軒」では食券を買って前払清算をするシステムです。

お目当ては「唐揚げ蕎麦(2個のせ)」ですが、よく見てみると他の商品も良心的なお値段設定になっています。
「かけ蕎麦」は260円で「かき揚げ蕎麦」は340円と、「安くて速い」のジャパニーズファストフードの王道をいっていますよね。
食券を買って店員さんに渡せば、3分もせずに蕎麦が出てきます。

こちらが「唐揚げ蕎麦(唐揚げ2個のせ)」540円です。
実際に対面してみると、丼からはみ出す勢いの唐揚げに一瞬のけぞります。

比較対象として、手持ちのスマートフォンと並べてみると良くわかるかと思います。
液晶サイズ4.6インチの小型スマートフォンですが、それでも唐揚げの大きさは伝わりますよね。
この唐揚げですが、もちろん味の方もバッチリでした。
カリッとした衣で、食感が非常に良いのです。
「弥生軒」のお蕎麦は、ツユの塩っ気が強めですので、このツユに浸しながら食べてみるのも良い感じですね。
とはいえ、既に写真で伝わってると思いますが、この大きさの唐揚げ2個は半端ない量です。
小食な人や女性は、唐揚げ1個から食べてみる方が良いかなと思いました。
ちなみに来店する客層は、ほとんど男性でしたが、女性の一人客が「唐揚げ蕎麦」を食べている姿も見かけましたよ。
「唐揚げ蕎麦」は地域と共に
地域の方の常連さんが多いのも「弥生軒」の特徴です。
こちらの「弥生軒」では「唐揚げ」をテイクアウトで持って帰る事が可能になっています。
その場で蕎麦を食べて行く人の方が多いのですが、「唐揚げ2個、持ち帰りでお願いします。」なんて注文が自然に耳に入ってくるのも「弥生軒」です。
そうしたお客さんは、高確率で店員さんとも顔見知りらしく、「弥生軒」が地域の中に溶け込んでいるお店であることが窺い知れます。

お店の中には、「弥生軒」が新聞で特集された時の記事も貼られていました。
やはり地域の人たちと共に歩んできたお店なんですね。
「我孫子駅」の他にも
今回、「唐揚げ蕎麦」をいただいた「弥生軒」は、「我孫子駅」ホームのお店でしたが、どうやら「弥生軒」は他にも数カ所にお店を出しているようです。

私が確認できた情報によると、以下の場所に店舗があるようです。
・千葉県我孫子市 JR常磐線「天王台駅」ホーム上
・千葉県松戸市 新京成線「五香駅」前
・千葉県習志野市 新京成線「新津田沼駅」構内
これ以外にも情報がありましたら、お寄せいただければ幸いです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。