4月8日は花まつり!お釈迦様の誕生日!?|坊主バーで教えてもらった事 その3

12月25日と言えば、日本人であればだれもが知っている日ですよね。
そう、イエス・キリストの誕生日「クリスマス」です。

それに比べて、「お釈迦様の誕生日」って知られていない感じですよね?
仏教徒が多いはずの日本人なのですが、キリストに比べるとあまりに知名度が低い感じがします。

そういう私も、恥ずかしながら「お釈迦様の誕生日を知らない日本人」の1人でした。

こうした仏教に関する疑問を、躊躇なく聞ける場所といえば、「坊主バー」ですよね。
というわけで、「坊主バー」を訪れた際に、「お釈迦様の誕生日」について聞いてみました。

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お釈迦様の誕生日は「4月8日」


お釈迦様の誕生日は、ズバリ「4月8日」です。
お釈迦様は今から約2600年前の4月8日に、インド(現在のネパールという説があります)で誕生されました。

お釈迦様が誕生されたとされる「ルンビリーの花園」では、その誕生を祝うかのように花が咲き乱れ、天から雨が降り注いだと言い伝えられています。

この、花が咲き乱れていた事や、天から雨が降り注いでいた事が、「花まつり」の行事へとつながっているそうです。

4月8日には「花まつり」が


お釈迦様の誕生日とは

12月25日を「クリスマス」としてお祝いするように、4月8日には「花まつり」のお祝いをします。

「クリスマス」といえばクリスマスツリーを飾りますが、「花まつり」の日には、花で飾った「花御堂(はなみどう)」をつくり、その中にお釈迦様が誕生された時の姿の像とされる「誕生仏」を安置します。
そして、誕生の瞬間に空から甘い味の雨が降り注いでいた事にちなみ、誕生仏に柄杓で「甘茶」を注いでお祝いをするのです。

花まつりには甘茶をかけて
「高円寺尼僧BAR」ではミニサイズの誕生仏に甘茶をかけてお祝いをしました

実際に、全国各地の寺院で、「花まつり」のお祝いが催されています。

誕生仏に甘茶をかけた後で、お参りをされた方には甘茶が振る舞われるのが一般的です。
お菓子なども配られて、お坊さんや居合わせた人達で語らいながら、楽しいひと時を過ごします。

次の「花まつり」には、近くの寺院に行かれてみても良いかもしれませんね。

いまいちマイナーな「花まつり」ですが・・・


この「花まつり」ですが、「クリスマス」と比べてマイナーな感が否めないのは事実です。
商業的にも、「クリスマス」のようなイルミネーションがキラキラするような盛り上がりは見られません。

どことなく仏教って、「商い」とか「儲け」とは無縁でないといけないような感じがするんですよね。
あくまで個人的な感覚ですけども、そんな仏教のイメージが、商業的な盛り上がりとは一線を画する方向に作用しているのではないかなと感じています。

「花まつり」の別名


「花まつり」には「灌仏会(かんぶつえ)」という別名があります。

もっと言うと、「降誕会(ごうたんえ)」、「仏生会(ぶっしょうえ)」、「欲仏会(よくぶつえ)」という別名で呼ばれることもあります。

もともと「花まつり」の呼称は、浄土真宗の僧侶が提唱したものだそうなのです。
ですが、やはり4月8日という日付が桜の時期と重なるためか、今では多くの宗派で「花まつり」の呼称を用いているとのことです。

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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