沙羅双樹の意味は仏教の三大聖樹にあり?|坊主バーで教えてもらった事 その2

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす


これは「平家物語」の書き出しの一節として、有名な文章です。
中学校の国語の時間などで、この文を目にした方も多いのではないでしょうか。

ところで、この文章の中の「沙羅双樹」って何の木なのでしょうか?

なんとなく仏教に関係していそうだったので、「坊主バー」で聞いてみたところ
仏教には三大聖樹といわれる、お釈迦様に関わりの深い植物があることがわかりました。

今日は仏教で聖なる木とされる、3つの植物(沙羅双樹・無憂樹・印度菩提樹)のお話です。

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沙羅双樹(サラソウジュ)


まずは冒頭でも触れた「沙羅双樹」です。

お釈迦様が涅槃(入滅・死去)に入った時、2本の「沙羅の木」の間に横たわったといわれています。
つまり「沙羅双樹」は、お釈迦様の最期に関係する植物だという事で、聖樹とされているわけです。

インドにおける「沙羅の木」は、インド原産のフタバガキ科の常緑樹で、高さ30mにも達します。
「盛者必衰の理をあらわす」とされる花の色は淡い黄色で、芳香があります。

面白いのは、日本における「沙羅の木」は、全く種類の違うツバキ科の落葉樹(ナツツバキ)のことを指すということです。
ナツツバキはその名の通り、初夏に可憐な白色の花をつけるのですが、この花の寿命はわずか1日だけです。

朝に咲き、夜に落ちる儚さ・・・
それが「盛者必衰」を現わすものとして、「平家物語」に使われたといわれています。

沙羅双樹-Wikipedia

無憂樹(ムユウジュ)


「阿輪迦の木(アソカノキ)」という別名を持つ、マメ科の常緑小高木です。

「沙羅の木」がお釈迦様の入滅に関わる植物であるならば、「無憂樹」はお釈迦様の誕生と関係の深い植物です。
お釈迦様の母(マーヤ夫人)が、この木の花に触れようとしたとき、お釈迦様が生まれたとされています。

マーヤ夫人が何の心配をすることもなく、安らかにお釈迦様が誕生したことが、「憂いの無い木(無憂樹)」の語源だと言われています。

インドやタイといった、仏教信仰に関わりの深い国では、寺院の周辺に「無憂樹」の並木がある事が多いです。
そのほかインドでは。恋愛や誕生・結婚にかかわる「幸福の木」として愛好されているという側面もあります。

無憂樹-Wikipedia

印度菩提樹(インドボダイジュ)


「印度菩提樹」はお釈迦様が悟りを開かれた時に、この木の下で座禅を組んでいたとされる植物です。
植物学上はクワ科の常緑高木で、「テンジクボダイジュ」という別名を持っています。

「菩提」とはサンスクリット語の「bodhi」が語源で、「目覚め」を意味します。

仏教と関りが深いインドでは、古くから聖木とされている木です。

印度菩提樹-Wikipedia

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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